ゆるいディレクション(仮)
なぜか「Webディレクション Advent Calendar 2015」に登録してしまったんですよ。
おくさん!おひさしブリーフ。
がじろうです。
なんつーかね。。。
Webディレクションについて、オレが物申すなんてね恐れ多いんですよ。
初っ端から弱腰な発言ですがw
対外的に「最近はディレクションしてます。」なんて、話すことが多くなったんですよ。
で、本域のWebディレクターの方から言わせれば、オレのしていることなんか片腹痛いわっ!って感じだと思うのですw
どう思われようが良いことなんですけどね。
年齢のせいなのか、経験からのことなのか、人にどう思われようが良いのです。
肩書よりも、「お客さんが望んだ結果が出せるか。」そこに注力できれば。
ウチは、とても小さい会社です。
大きな案件やら、ものすごーく小さな案件まで取り組みます。
そんな中で、一番大切にしている考え方は「手法にこだわるな」です。
何のためにこの作業があるのか、目的を達成するために何をしなければならないのか。
そこがブレないように。そして、心ある対応を。これだけを大切してるわけです。
そうすると、そのためにどうする。ってなりますからね。
関わる人が納得できる状況にすれば良いんです。
これがディレクションなのか?と言われれば、わかりませんw
Webに携わる前は、電子基板工場をやってました。
工場って言っても、町工場です。
工程管理、品質管理そのようなこともしてました。
小難しい専門用語を並べると、誰も理解してくれないんですよね。
町工場って。
例えば、電子部品の抵抗器。
部品に直接、線が描かれていて、その線にはさまざまな色で塗られているわけです。
この色で、部品の抵抗値がわかるようになっているのです。
4本線式とか、5本線式とかあるんですけどね。
ルールはあれど、パートのおばちゃんには解読が不可能なのです。(もちろん、読める方もいましたよ。)
そんなおばちゃんたちに、どのように理解してもらうか。
部品を間違えずに選択し、基板に挿してもらうには、どんな工程でラインを組めばよいか。
日々、格闘していました。
電子部品の種類は、抵抗器だけではありませんから、もうね、泣きそうでしたw
万が一、不良品が出てしまうと改善。改善。改善。始末書。始末書。始末書。
メーカーさんに呼ばれて聴取、対策。
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブルものでございました。
じゃ、どうするか。
とにかく考えました。考えたうえで、
それぞれが、良い品質で製品を作るにはどのようにすれば良いかを常に話し合いをしました。
そのうえでしっくりくる手法やツールを選択していったわけです。
(おばちゃんが馬力を出した時の爆発力は、今、思い出しても凄いものがありました。)
さらに遡って、その前の職は、食品会社のベーカリー事業部所属でした。
パン屋さんです。
社員でしたので、一応、新入社員であっても管理を前提に配属されるわけです。
オレ以外は、全て女性の店舗。
その中で、お客さまが多く訪れる時間帯に、ベストのタイミングでパンを焼き上げ、品出しするには綿密な計画と作業が必要なのです。
当時は、冷凍生地を使っていたので、解凍、成形、発酵、焼成、デコレートなどの工程を経るわけですが、アイテムによって、この工程も大きく変わります。
自分以外は女子高生アルバイトから、上はお母さん世代のパートさん。上司も女性という中で、いかに円滑に物事を計画通りに進めるか。
そこに心血を注いだような記憶があります。
具材の発注間違いなんて、あった日には。。。
振り返れば、それらの経験が今に活きている。
そう言っても過言ではありませんね。
Webだけが特殊なのではなく、どんな仕事でもマネジメントやディレクションが存在し、単に管理するためのものだって思っていると違うんだよなぁ。
そう思っているわけです。
だから、テクニカルなことをあーだこーだ述べるのには、少なからず抵抗があるのです。
Webディレクションに関しては、おそらく人の数だけ「一家言」あるんでしょうね。
それはそれで良いんです。
大切なのは、ディレクションの方法じゃない。そこだけ、理解することなんだと思います。
最近、自分自身でも考えが凝り固まる傾向にあるので、自戒を込めて。
とりとめのない思いをとりとめのない文章にしたので、何かを批判してるってことでもありません。あしからず。
- Dec 11,2015
- Web