ホームページ制作で
リース契約をしていませんか?
悪質な商法にご注意ください。

img-gazirow0900807.jpg数年前よりホームページ制作に絡むリース商法が存在することは、制作者間で周知の事実なのですが、この手の商法に関しての相談や問い合わせが、絶えません。

どーも、一般のお客様には知られていないようで、注意喚起の意味合いも込めて記事を書くことにします。

※ちなみに画像はまったくのイメージです(笑)

ホームページ制作のみではリース契約はできない

一般の方にはあまり知られていないのですが、そもそもホームページの制作という名目では「当該賃貸人が当該リース資産返還を受けて再び他に賃貸する事が困難なもの」にあたるために、法律上リース契約はできません。

悪質なホームページ商法とは?

ホームページ制作ではリース契約ができないのに、どういった形で契約がされてしまうのか、疑問に思いませんか?では、この商法について簡単に手口を紹介します。


「SEO対策を万全な形でホームページをリニューアルしませんか?」

こんな言葉を使い、お客さんのもとにセールスマンが訪れます。(もしくは電話アポイントがあります。)
ホームページを持っていない方には売り上げUPを大げさに謳い、すでにホームページを開設している方には、無料診断を行い(行ったフリが多い)もっともらしい用語を並べたひな形使い回しの資料を作成し、ホームページのリニューアルを勧めます。

簡単、効率的に更新できる独自システムを採用。業界最高水準のSEO施策や検索エンジン分析ツール。
地域限定のキャンペーン!今が一番お得です!等・・・なんだか、ものすごい謳い文句を用意しています。
内容を見る限り、わかったような、わからないような、曖昧な表現に留めているところが憎いですね。

このように、専門用語もどきを営業トークで連呼し、自社が全国展開している会社で安心でき、尚かつ制作費用が安価であること、更新メンテナンスやSEO対策への対応を強調し、お客さんを翻弄するのが手口のようです。

そして、初期費用0円!もしくは、月々わずかな金額で最高のホームページを制作しますと言葉巧みに誘導し、リース契約をうながします。前述したようにホームページではリース契約はできませんので、

「今、お申込をいただけたら、ノートパソコンを差し上げます。」

パソコンをプレゼントするようなニュアンスの事を伝え、契約にこぎつけます。
(最近はパソコンに限らず不必要なソフトウェアや、その他OA機器もあるようです。)

被害に遭った方のリース契約書を拝見すると、ノートパソコンがリース物件として記載されていました。

なぜ、この商法が悪質だと言えるのか?以下にその理由を掲載します。

実は高額な費用を支払わされている

初期費用が0円を強調する業者もいますが、月々の支払い額は大体25,000円~50,000円が相場で、契約年数が5年となります。
5年間での支払総額は、150万円~300万円となり、実際に契約されたリース物件のパソコンの費用を差し引いたとしても、かなり高額な制作費用・メンテナンス費用を支払うことになります。

中には、月々の金額だけを提示してリース契約である旨を伝えない業者もあるようです。

ずさんな顧客対応

被害に遭われた方のお話を伺うと、皆さん一様に同じ事をおっしゃります。


「更新をお願いしようと連絡しても、担当者がつかまらないんだよ・・・。」

なぜか担当者がつかまらない状況に陥る、もしくは担当者が退職して誰も現状がわからないので、対応できない旨を伝えてくるようです。(会社ごと存在が無くなるということもあるようです。)

さらに恐ろしいことに、制作よりも先にリース契約を結んでしまうので、
支払いが先行するという事実があります。
お客さんの要求通りのページは制作されず、更新やメンテナンスにも対応しない。アクセス数もアップしない。不満を募らせ、クレームをつけてもリース契約は中途解約ができない為に、負の連鎖が始まります。

リース契約で制作されたホームページの現状

被害に遭われたお客さんのホームページを拝見する機会が何度かありました。
総ページ数が5~20頁が多いようで、SEO対策を謳ってる割に検索上位には表示されず、まったく対応がなされていない。更新システムが存在しない。等々、金額にするなら10万~20万円程度の内容でしかありませんでした。

つまり、制作の質は最悪、管理はずさん、SEO対策もメンテナンスも何もできていないというのが実体です。

ホームページは良い制作業者を選ぼう

契約をされる前に、よく考えていただきたいこと。それはリースは借金であるということです。
リース契約をされてまで必要なホームページなのでしょうか?

それでもホームページが必要な場合は、下記のことを踏まえて良い業者を選んで欲しいと思います。

  • 自社の営業拠点に近い制作業者は必ず存在する。
  • 多くのWeb制作会社、個人事業主は飛び込み営業、電話営業をほとんど行っていない。
  • しっかりヒヤリングして、要望を形にして提案してくれる業者を選ぶ。
  • わからないことをしっかり説明してくれる業者を選ぶ。
  • 初期費用0円または、月々●●円~の支払いを前提に話す業者は選ばない。(笑)

他にも列挙すれば多くの要素があると思いますが、一番は誠意を持って臨む業者さんを選ぶことが大切だと思います。

そろそろお盆ですね。何をしようか、どこに行こうか思案中。

コメント:1件

  • あちこちに書いてしまっていますが、イラストがとってもステキ!!
    イラストでアイキャッチして、文章を読ませる構成がステキーー!!

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