ホームページ制作で
リース契約をしていませんか?
悪質な商法にご注意ください。
数年前よりホームページ制作に絡むリース商法が存在することは、制作者間で周知の事実なのですが、この手の商法に関しての相談や問い合わせが、絶えません。
どーも、一般のお客様には知られていないようで、注意喚起の意味合いも込めて記事を書くことにします。
※ちなみに画像はまったくのイメージです(笑)
ホームページ制作のみではリース契約はできない
一般の方にはあまり知られていないのですが、そもそもホームページの制作という名目では「当該賃貸人が当該リース資産返還を受けて再び他に賃貸する事が困難なもの」にあたるために、法律上リース契約はできません。
悪質なホームページ商法とは?
ホームページ制作ではリース契約ができないのに、どういった形で契約がされてしまうのか、疑問に思いませんか?では、この商法について簡単に手口を紹介します。
「SEO対策を万全な形でホームページをリニューアルしませんか?」
こんな言葉を使い、お客さんのもとにセールスマンが訪れます。(もしくは電話アポイントがあります。)
ホームページを持っていない方には売り上げUPを大げさに謳い、すでにホームページを開設している方には、無料診断を行い(行ったフリが多い)もっともらしい用語を並べたひな形使い回しの資料を作成し、ホームページのリニューアルを勧めます。
簡単、効率的に更新できる独自システムを採用。業界最高水準のSEO施策や検索エンジン分析ツール。
地域限定のキャンペーン!今が一番お得です!等・・・なんだか、ものすごい謳い文句を用意しています。
内容を見る限り、わかったような、わからないような、曖昧な表現に留めているところが憎いですね。
このように、専門用語もどきを営業トークで連呼し、自社が全国展開している会社で安心でき、尚かつ制作費用が安価であること、更新メンテナンスやSEO対策への対応を強調し、お客さんを翻弄するのが手口のようです。
そして、初期費用0円!もしくは、月々わずかな金額で最高のホームページを制作しますと言葉巧みに誘導し、リース契約をうながします。前述したようにホームページではリース契約はできませんので、
「今、お申込をいただけたら、ノートパソコンを差し上げます。」
パソコンをプレゼントするようなニュアンスの事を伝え、契約にこぎつけます。
(最近はパソコンに限らず不必要なソフトウェアや、その他OA機器もあるようです。)
被害に遭った方のリース契約書を拝見すると、ノートパソコンがリース物件として記載されていました。
なぜ、この商法が悪質だと言えるのか?以下にその理由を掲載します。
実は高額な費用を支払わされている
初期費用が0円を強調する業者もいますが、月々の支払い額は大体25,000円~50,000円が相場で、契約年数が5年となります。
5年間での支払総額は、150万円~300万円となり、実際に契約されたリース物件のパソコンの費用を差し引いたとしても、かなり高額な制作費用・メンテナンス費用を支払うことになります。
中には、月々の金額だけを提示してリース契約である旨を伝えない業者もあるようです。
ずさんな顧客対応
被害に遭われた方のお話を伺うと、皆さん一様に同じ事をおっしゃります。
「更新をお願いしようと連絡しても、担当者がつかまらないんだよ・・・。」
なぜか担当者がつかまらない状況に陥る、もしくは担当者が退職して誰も現状がわからないので、対応できない旨を伝えてくるようです。(会社ごと存在が無くなるということもあるようです。)
さらに恐ろしいことに、制作よりも先にリース契約を結んでしまうので、
支払いが先行するという事実があります。
お客さんの要求通りのページは制作されず、更新やメンテナンスにも対応しない。アクセス数もアップしない。不満を募らせ、クレームをつけてもリース契約は中途解約ができない為に、負の連鎖が始まります。
リース契約で制作されたホームページの現状
被害に遭われたお客さんのホームページを拝見する機会が何度かありました。
総ページ数が5~20頁が多いようで、SEO対策を謳ってる割に検索上位には表示されず、まったく対応がなされていない。更新システムが存在しない。等々、金額にするなら10万~20万円程度の内容でしかありませんでした。
つまり、制作の質は最悪、管理はずさん、SEO対策もメンテナンスも何もできていないというのが実体です。
ホームページは良い制作業者を選ぼう
契約をされる前に、よく考えていただきたいこと。それはリースは借金であるということです。
リース契約をされてまで必要なホームページなのでしょうか?
それでもホームページが必要な場合は、下記のことを踏まえて良い業者を選んで欲しいと思います。
- 自社の営業拠点に近い制作業者は必ず存在する。
- 多くのWeb制作会社、個人事業主は飛び込み営業、電話営業をほとんど行っていない。
- しっかりヒヤリングして、要望を形にして提案してくれる業者を選ぶ。
- わからないことをしっかり説明してくれる業者を選ぶ。
- 初期費用0円または、月々●●円~の支払いを前提に話す業者は選ばない。(笑)
他にも列挙すれば多くの要素があると思いますが、一番は誠意を持って臨む業者さんを選ぶことが大切だと思います。
そろそろお盆ですね。何をしようか、どこに行こうか思案中。
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- Aug 07,2009
- Web
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あちこちに書いてしまっていますが、イラストがとってもステキ!!
イラストでアイキャッチして、文章を読ませる構成がステキーー!!